2013年4月25日木曜日

連載中「北海道経済H25年5月号」発売中のお知らせ

旭川を中心とする道北地域の政治・経済・文化の話題を毎月発行している月刊情報誌「北海道経済」。このたび、アグリテックの中田が1ページもらって2012年4月号から連載をしています。

「大人のための田舎学のススメ」として「今、農村空間がおもしろい」というタイトルで、主に農村で起きている今を、グリーンツーリズムや体験観光の角度から連載しています。

そんな第14回目のタイトルは、

地域資源を活用して地域観光を盛り上げよう
雪解け後に最初にいただける大地の恵みがある。「白樺樹液」だ。来たるべき春に向けて大地の水をシラカバの幹がどんどん吸い上げる。この時期4月中旬から2~3週間のほんのわずかな時期にしか得られないまさに大地からの贈りものだ。・・・シラカバが豊富な美深町では現在これらの地域資源を活用した「教育旅行誘致」に向けた取り組みをしている。

・・・続きは、最寄りの書店、コンビニでご購入して読んでくださいね。

北海道経済2013年5月号 好評発売中 
1冊 700円



















2013年4月23日火曜日

野菜づくり体験ファーム(最終回)の様子

1年を通し全9回の取り組みをおこなう「野菜づくり体験ファーム」。最終回となる第9回目のイモ掘り出し作業は、予定の3月24日が天候などの影響により大幅に先送りになってしまい、4月21日(日)にすべての体験が終了しました。

今年は雪が多かったこともあり、最初の予定を2週間伸ばしての開催を予定していましたが、あいにくその日は台風並みの暴風雨の日にあたってしまい、さらに延期に。しかし、参加者のみなさんの予定がさすがにバラバラになってしまい、各々の日程の都合に合わせて12月に寒熟越冬じゃがいものために埋めたじゃがいもの掘り出しとなりました。

雪解けの水が土にしみて少し腐ってしまったおイモさんもありましたが、約3ヶ月あまりのおイモさんとのご対面に参加者のみなさんも満足しながら楽しく掘り出し作業を進めました。


今年は雪が深く暖かくなって重くなった雪が堪えました
ついにおイモさんが出てきました
腐っているイモがないか仕分けしながら箱詰めです
「おイモがとれたー!」長靴を洗うついでにおイモも水洗い

みなさんの予定ごとに掘り出しをしたので、各々でプログラムの終了宣言し、最後にみなさんと合同で終了を迎えることができなかったのが残念でしたが、1年間楽しんでいただけたようです。

寒熟越冬じゃがいもの試食は持ち帰ってもらって各自各家庭で試食していただきましたが、今年は掘り出しが遅かったのが良かったのかどうかわかりませんが、みなさんから「すごく甘いじゃがいもでした~」と感激のお知らせをいただきました。スタッフでも試食しましたが、確かに甘いじゃがいもになっていました。

さて、これで1年全9回のプログラムはすべて終了しました。参加者のみなさん、たいへんご苦労さまでした。またH25年シーズンも追って募集をおこないますので、今年参加された方も、ぜひ参加してみたい方もお待ちしておりますので、一緒に野菜をつくってみませんか?


★野菜づくり体験ファーム
5月から月に1回程度ずつ、全9回のプログラムを通し、みんなで楽しく野菜づくりをしていくプログラム。自主管理農園では今年は「とうきび」「じゃがいも」「大豆」の3種類の野菜づくりに挑戦。共同管理農園では「ピーマン」「トマト」「ナス」「カボチャ」など10数種類をみんなで共同でつくっていきます。月に1回ほど体験日を設け、調理体験などもおこないます。収穫したじゃがいもは越冬させ、翌年3月に掘り起こし、寒熟越冬じゃがいももつくっていきます。
・第1回目 植え付け作業(5/27)のレポートはこちら
・第2回目 草管理・野菜の生育管理(6/24)のレポートはこちら
・第3回目 草管理・野菜の生育管理(7/22)のレポートはこちら
・第4回目 収穫祭(8/19)のレポートはこちら
・第5回目 畑の片付け(9/9)のレポートはこちら
・第6回目 調理体験(9/30)のレポートはこちら
・第7回目 豆腐づくり・カボチャランタン作り(10/21)のレポートはこちら
・第8回目 越冬野菜づくり(12/16)のレポートはこちら
・最終回 越冬野菜掘り起こし(4/6,7,14,17,24で各自でおこないました)




2013年4月12日金曜日

事務所の社窓から ~Vo.005

4月も2週間が過ぎ、北海道も春の足音が聞こえてきてはいますが、まだまだ雪が降ったりやんだりしていますね。今日も時おり前が見えないほどの吹雪になったりして、冬と春の季節の攻防をしているようです。お昼頃には冬が優勢で突如あたりが暗くなったかと思えばものすごい勢いで雪を降らせ、久しぶりにあたり一面白銀の世界となり車も駐車場も雪が積もりました。

社窓から覗くと一気に冬に逆戻りの光景が。。。

しかし、積もって居座れるほどの気温ではないので、1時間もしないうちに雪は溶けコンクリーの地面が出てきました。この時期は雪は降っても積もりはしませんが、冬将軍が最後の攻めを見せています。やはり春のほうが攻勢で、冬に降って根雪となっていた雪山も日に日に小さくなっています。





2013年4月11日木曜日

ハクチョウ飛来確認(・・)ゞ

越冬を終えたハクチョウたちが、今年も東川の田んぼで骨休めしています。3月下旬に何羽か列をなして空を飛んでいるのは見たのですが、今朝、通勤途中の雪の溶けた田んぼで休憩してました。このあたりでは東川町よりもう少し北にいったところに旭川市永山新川があり、ハクチョウたちの飛来地のひとつになっており、そこでも多くのハクチョウを見ることができます。

東川町の田んぼで骨休めするハクチョウたち



2013年4月5日金曜日

農業体験受入してみませんか?農家向け受入パンフレットができました

農業体験の受入をしてみませんか?上川総合振興局農務課が、近年の教育旅行での農業体験の需要の高まりを受け、農家向けの農業体験受入パンフレットを作成しこの3月に完成しました。

農家向け農業体験受入パンフレット(A4折4ページ)

いま教育旅行は体験型に変わってきており、地域の自然、文化、歴史、そしてその地域の人々との交流を目的とした教育旅行になってきています。とくに北海道ではアウトドアや自然に触れる機会が多いこともあり、修学旅行の受入は多くなっています。その中で、北海道の自然や産業を知るということもあり、1次産業(農林水産業)に関わる体験を希望する学校が増えています。

旭山動物園や温泉施設、アウトドア体験の充実もあり、上川管内へ来る修学旅行が増加傾向にありますが、農業体験の受入エリアが需要に対し不足している現状があります。


上川農業は、お米や野菜をはじめ良質の美味しい農産物がとれる農業地帯。北海道上川地域の農業を子どもたちに理解してもらい、農業の応援団になってもらいたいという思いがあります。農業は大切と頭で分かってはいても、経験がともわなければ農業理解にはつながりません。

本パンフレットでは、受入の目的や受入のポイントなどを紹介。アグリテックも本パンフレット作成にあたりデータや情報の提供で協力させていただきました。北海道内で道として受入用のパンフレットをつくったのは初だと思います。上川振興局の農業振興に対する思い入れは強いです!

農業体験の受入であなたの農業に対する思い、食の大切さ、上川農業の良さを伝えてみませんか?農業体験の受入は農家の思いを伝える最高の場です!!


<農業体験受入・パンフレットのお問合せ>
北海道上川総合振興局 産業振興部農務課
〒079-8610旭川市永山6条19丁目
TEL.0166-46-4983(直通)

※アグリテックでもパンフレットをおいています。また、農業体験の受入で分からないことや心配ごとなどのご相談、受入説明会などもおこなっていますのでお気軽にお問合せください。
有限会社アグリテック 
TEL.0166-82-0800 FAX.0166-82-3040

2013年4月2日火曜日

「かみふらの教育ファーム推進協議会」が設立

先月の28日、上富良野町で「かみふらの教育ファーム推進協議会」の設立総会がおこなわれ、アグリテックから中田が教育ファームでの体験事例や受入のポイントなどについてお話しをさせてもらった。

ところで「教育ファーム」というコトバはご存知だろうか。1990年代初頭にフランスで生まれたコトバで、青少年や一般市民に対し業の関心を高めてもらうことを目的に栽培方法や食品の安全、農業・農村の役割などを伝える媒体的な位置づけとして農村の発展を図っていこうと取り組まれている。

日本でも「教育ファーム」というコトバはあり、提唱者である農水省では「『体験学習』を通じて、生命あるものを「育てる」仕事を知り、『食の大切さ』に気づき、『自分自身の成長』に気づく「場」。その結果、体験者の意識は『変わり』、支えてくれる人々が『つながって』いく活動」としている。H21年度~2年間、農文協が実施主体となり「教育ファーム推進事業」を実施。教育ファームの全国普及を図った。そのとき、北海道事務局としてアグリテックは関わらせていただいた。


今回、「かみふらの教育ファーム推進協議会」では、事業としては農業体験の受入が主ではあるが、その中で農家先生として農や食を伝えるのに体験だけではなく食農的な「教材」を用いて分かりやすく伝えていこうというのが特徴で、農業や農村の持つ質を高めていくことを目的のひとつにしている。

音頭をとった同町東中地区でニンジン工房として法人経営している多田さんは「上富良野を訪れる人や、地域の子どもたちに、農業や食の大切さを伝え、上富良野の農業、そして自分が住んでいる町のファンになってもらいたい」とご挨拶。その中で、多田さんが体験受入時に使用している教材の紹介もあった。

会長のニンジン工房多田繁夫さん。多田農園ではニンジンの成長について見やすい暦にしたパネルをつくって説明する場を設けているといいます。

細川農園さんでは、普及所と一緒につくったという箱型紙芝居BOX。

会員農家は現在28戸。農業体験自体受入の経験のない農家さんもいるが、呼びかけに賛同してもらっただけでもありがたいと多田さんは言う。当面は、修学旅行などの受入などを中心に農業体験の受入の経験をしていくことからはじめていくという。

「教育ファーム」という冠の付いた受入組織はおそらく道内でもはじめてだろう。連携団体としてアグリテックも入っており、農業、農村の魅力を「教育ファーム」という受入で今後いろんな面で協力していければと思う。

※上富良野の教育ファーム受入の取り組みは月刊誌「北海道経済」で中田が連載中の「今農村空間が面白い(H24年12月号)」でも紹介しています。