2012年10月25日木曜日

野菜づくり体験ファーム(第7回目)の様子

1年を通し全9回の取り組みをおこなう「野菜づくり体験ファーム」。先日の10/21(日)は第7回目の活動をおこないました。今回は、自主農園で育ててきた「大豆」を使った「豆腐づくり体験」と、共同管理農園で育ててきたハロウィン用カボチャを使った「かぼちゃランタンづくり」を行いました。

豆腐づくり体験
今年はじめて大豆づくりにも挑戦しましたが、天候のせいもあって収穫量はあまり多くなかったですが、それでも豆腐をつくる量は収穫できました。まずは、前日までに参加者のみなさんに大豆を収穫しておいてもらい、ひと晩水に浸漬しておいていただき、当日それをそのまま持って集まっていただきました。今回は家庭にある調理器具を使って、誰でもできる簡単豆腐づくりに挑戦です。

まずは、水に浸漬させておいた大豆をミキサーを使って細かく撹拌します。すりつぶされた大豆は「生呉(なまご)」といいます。ミキサーのなかった時代は、すり鉢で細かくなるまですりつぶす体力と忍耐のいる仕事だったそうです。

少し大きめの鍋に生呉をいれて静かに煮ます。このとき、大豆のなま臭い香りから豆腐の甘い香りになってきます。しかし、途中、一気に泡が出ることもあるので、ふきこぼれてしまうことも(^^;)。。。豆腐屋さんとかは消泡剤を入れて吹きこぼれないように工夫などもしてます。

煮汁はこし袋にあけとにかく最後の一滴まで絞ります。しぼり汁が「豆乳」で、残った大豆かすが「おから」です。豆乳とおからもその場で少し試食。みなさん「全然市販のと味が違う!こんなに美味しいなんて」と大興奮でした(^O^)/
※ちなみにこの豆乳を沸騰させないように加熱して表面にできる薄い膜をとるとこれが「ゆば」になります。
さていよいよ豆腐づくりの重要なところです。できた豆乳に「にがり」を入れますが、温度とかきまぜ方次第で豆腐の固まり加減などがすべて決まってしまします!慎重に。。。
すると豆腐っぽい固まり郡ができてきます。
これを型にいれて。。。

重しを乗せてしばらく放置すると。。。
できました!!!試食する時間がなかったので、みなさん水に泳がせて各自、自宅で試食することに。



カボチャランタンづくり
共同管理農園で育ててきたハロウィン用カボチャもたくさん収穫できました。今回は、これを使って少し早いですが、かぼちゃランタンづくりに挑戦です。

みんな真剣に作業中です。
かぼちゃの中をくり抜く作業で事件が。。。作業行程は確かにこうなのですが、カボチャに顔が描いてあるとこの写真だけ見るとちょっとグロテスクな感じになってしまいました(^^;)。。。
できたランタンと一緒に記念撮影!


と、いうわけで今回は盛りだくさん。豆腐づくりはみなさん初めての体験だったのですが、家庭でもできると好評でした。大豆がたくさんある方はぜひ挑戦してみては。また、豆腐は豆乳がもとになりますので、市販の豆乳でも豆腐づくりはできますが、やっぱり大豆からつくりたいですよね!!

次回は、12月9日(日)です。じゃがいもを越冬させるために雪の中に寝かせる作業を行います!


 ★野菜づくり体験ファーム
5月から月に1回程度ずつ、全9回のプログラムを通し、みんなで楽しく野菜づくりをしていくプログラム。自主管理農園では今年は「とうきび」「じゃがいも」「大豆」の3種類の野菜づくりに挑戦。共同管理農園では「ピーマン」「トマト」「ナス」「カボチャ」など10数種類をみんなで共同でつくっていきます。月に1回ほど体験日を設け、調理体験などもおこないます。収穫したじゃがいもは越冬させ、翌年3月に掘り起こし、完熟越冬じゃがいももつくっていきます。
・第1回目 植え付け作業(5/27)のレポートはこちら
・第2回目 草管理・野菜の生育管理(6/24)のレポートはこちら
・第3回目 草管理・野菜の生育管理(7/22)のレポートはこちら
・第4回目 収穫祭(8/19)のレポートはこちら
・第5回目 畑の片付け(9/9)のレポートはこちら
・第6回目 調理体験(9/30)のレポートはこちら
・第7回目 豆腐づくり・カボチャランタン作り
・第8回目 越冬野菜づくり(12/9予定)
・最終回 越冬野菜掘り起こし(3/24予定)